腰痛は日本国民の5人に1人が抱える悩みで、国民病の1つ。
もともと日本人は他の人種と比べて腰回りの「大腰筋」が弱く、特に筋肉量が少ない女性は腰痛になりやすいと言われています。
就寝中の腰の痛みや起床時に起こる腰痛の悪化などは珍しいケースではなく、腰痛持ちの多くの人が経験している悩みです。
腰痛を緩和できるとして、多くの整形外科医やスポーツドクターが適度な寝返りが打て、腰が沈みこまないマットレスを推奨しており、そんな腰痛対策になる理想的な寝具として知られているのが、10万人以上に支持されているモットン。
オンライン限定販売のため店頭ではお試しができませんが、高い効果があるとして話題をよんでいます。
今回はそんな大人気のモットンがアマゾンで購入できるのか、レビューの検証も含めてアマゾン購入の詳細を調査してみました。
モットンの人気の理由は?

腰痛におすすめのマットレスは種類も多く、それぞれ素材や構造に特徴があります。
とりわけモットンが注目を集めているのには、他にはない優れた特徴があるから。
一体どのような特徴があるのか、項目ごとに見ていきましょう。
体をしっかりサポートする
モットンのマットレスや枕に採用されているのは特殊高反発ウレタンフォーム。
最適な体圧分散力があるため体の1か所に負担がかかり続けることがなく、筋肉をしっかり休めることができます。
また、高い反発力が自然な寝返りをサポートするので体を無理な力でひねる必要もなく、腰痛持ちの方でも快適に睡眠をとることが可能です。
さらには体をまっすぐに支え正しい寝姿勢を保つので歪みが矯正され、腰痛を緩和する効果も期待できます。
寝汗で蒸れない
寝ている間は夏場に限らず、コップ1杯の汗をかくと言われているため、毎日使う布団には汗や湿気がこもりやすくカビや雑菌の原因となります。
特に一般的な高反発ウレタンフォームは通気性があまり良くない素材ですが、モットンに採用されているウレタンフォームは発砲時の泡のサイズが調節された、高い通気性を持つ特殊素材。
汗をたくさんかいても湿気や空気が上から下へと流れるため、快適な状態を保つことができます。
衛生的
かゆみや喘息を引き起こす要因となるダニや雑菌は、寝具についたフケやホコリをエサにして繁殖します。しかしモットンのウレタンフォームはダニやノミ、雑菌はもちろん、エサとなるフケやホコリなどが入り込みにくいため、ダニやダストアレルギーの方でも安心です。
簡単に取り外すことができるチャック式の専用カバーは、こまめに洗濯できるので常に衛生的。
敏感肌の方や小さな子供にもおすすめです。
通常寝具の3倍長持ち
8万回圧縮を繰り返した後の歪み率を調べる、厳しい耐久試験を行ったところ、3.9%のへたりが生じるという結果が出ました。
圧縮を寝返りとすると、1日20回寝返りを打って11年間使い続けてもたったの3.9%へたるという計算になります。
これは通常寝具の3倍もの耐久性があることを意味し、1度購入すれば長年使い続けることが可能。
モットンは決して安くはありませんが、耐久性の低い寝具を何度も買い替えるよりずっと経済的です。
amazonで購入可能?

モットン商品の購入を検討している方が一番気になるのは「モットンはアマゾンで買えるのか」ということ。
先に結論から言いますと「買えません」。
以前は取扱いがありましたが品切れの状態がしばらく続いた後、2019年から販売がされなくなりました。
オンライン限定販売を行っているモットンは現在のところ、公式サイトと楽天市場から購入可能です。
アマゾンはワンクリック購入ができたり、前もって商品の到着日が分かったりと大変便利なため、モットンが購入できないのは残念な限りですね。
amazonで販売されていない理由

大手オンラインショップであるアマゾンで、なぜモットンの商品が販売されなくなったのか、疑問に思う方も多いでしょう。
出店していた業者が販売を取りやめた理由を明らかにしているわけではありませんが、いくつか考えられる理由があります。
① 出店に費用がかかる
アマゾンの出店には、出品予定数によって大口出品(月額4,900円)か小口出品(成約1つにつき100円)のどちらかを選ぶことができ、それぞれ出品料のほか販売手数料、カテゴリ成約料がかかります。
モットン販売のためにアマゾンに出店した場合、かかる費用を商品に上乗せする必要があるため、価格を抑えて安い商品の提供をすることが困難に。
現に以前アマゾンで販売されていた価格は公式サイトの価格よりも高く、低価格に抑えられなかったことで購入者がより安く購入できるショップに流れてしまったことも考えられます。
そうなるとアマゾンでのモットン商品の需要がなくなり、販売が難しくなるのは明らかです。
② 粗悪品のイメージが定着した
実際に購入した人がその商品の品質などについてコメントするアマゾンの「レビュー」は、購入を検討している方の参考になる便利な機能。
モットンについてのレビューも多く投稿されていますが、低評価なものが多く、商品の品質が悪いという内容のものから販売元の会社を疑うものなどもあります。
当然商品の購入を検討している方は、モットンが実際はどんな商品なのか分からないため、レビューの内容を信じてしまうでしょう。
その結果、モットンは粗悪品というイメージが定着し、アマゾンでモットンを購入する方はいなくなります。
購入者がいなければ、出店を続ける意味もありません。
③ 購入者への特典がない
アマゾンでショッピングをする際には「Amazonプライム」など、お急ぎ便や手数料無料といった特典が利用できますが、会費を払ってプライム会員になる必要があります。
モットンは公式サイトから購入すると、返品・交換や特別なサポートなどのさまざまな特典が無料で得られますが、アマゾンから購入した場合にはその全てが適用されず、アマゾンから得られる特典も特にありません。
とりわけオンライン限定販売を行っているモットンは事前にお試しができないため、購入者にとって返品・交換ができる特典はかなり魅力的。
特典のないアマゾンから購入するより公式サイトから購入するほうが良いと考えるのは当然で、おのずとアマゾンから遠のいてしまうでしょう。
amazonレビューの悪評を検証

アマゾンでモットンが販売されなくなってしまった要因の一つとも考えられる、レビューの悪評にはさまざまな内容のものが投稿されています。
こだわりを持って常に良い商品を提供しようというモットン開発者の熱意からすると、モットンが言われているような粗悪品である可能性は極めて低いのですが、なぜあまり評価が良くないのでしょうか。
投稿されている悪評をいくつか取り上げ、検証しました。
投稿されている悪評レビュー
一番多い投稿は反発力がないことや返品の際にかかる高い手数料について。
その他にもウレタンフォームのきつい臭いや復元時間、中国製という点について書かれているものもありました。
- 購入から1週間ぐらいでへたり、腰痛がひどくなった。
これで4万円もするのはぼったくり。
- 宣伝しているほど反発力は高くなく、1点に体重がかかると簡単に底に付く。
1か月使用してみたが馴染む気配もなく、一時間程度寝ているとお尻が沈み込んで腰が浮き、腰痛になるので返品を決意した。
- とにかく良くない。
なんとも言えないにおいがして気持ち悪くて眠れない。
考えられて作られた商品とは思えない。
- 返品ができるということもあって、寝起きの腰の痛みのため購入したが、2週間ぐらいでお尻部分の反発力がなくなった。
似たような価格で販売されているマットレスと比べ物にならないぐらい安物。
公式サイトで2万円安く販売されているのも他サイトに口コミを載せられないようにするため。
- 体圧分散力を重視しているせいか、1枚型のマットレスのため配達時は圧縮されて丸められた状態で箱につめられている。
元の厚みに戻るまで数日間またなければならなかった。
- お試しができると言っているが返品手続がかなり面倒。
手数料もかなりかかるので試しに思っている方はやめたほうがいい。
同じような値段のスプリングマットレスを買うべきだったと後悔。
- 折り畳み式のマットレスとは違って良いが、専用カバーが安物。
- 返品可能なのが3か月使用後のたったの14日間と短い。
配送手数料や銀行振込料、返送料など、キャンセル料も高い。
返品にはキャンセル料がかかることを説明していないところがマイナス。
- 日本人の体形に合わせて作られたのに生産国が中国。
製造も調査も中国の会社が行っているようだが、中国から日本人のモニターをするのは不自然。
- キャンセル料の説明がなかったり、返品期間が短かったりと、サービスが劣悪で商品も粗悪。
悪評の検証
なぜそのようなコメントがされたのか、投稿された悪評を項目ごとに分けて検証しました。
順に見ていきましょう。
① へたりが早い
モットンには高い反発力を持った特殊ウレタンフォームが採用されていて、自然な寝返りをサポートしています。
この反発力が実際に使ってみたところあまり高くなく、特にお尻部分が沈み込み、底付感があるというコメントが多く寄せられていました。
好みもありますがモットンのマットレスは体格によって硬さを選ぶことができ、サイト上でも体重別にマットレスのおすすめの硬さが記載されています。
自分の体重に合った硬さを選択していないと、必要以上に体が沈み込んでしまったり、体を押し上げて支える力が足りずに反発力があまりないように感じてしまったりすることも。
このような状況から「マットレスがへたってしまった」と判断してしまったのかもしれません。
② 臭いがきつい
さまざまな化学原料を発砲させて作るウレタンフォームは、内部に無数の空洞があり、化学変化によって臭いが生じます。
この臭いは製造時に揮発してなくなりますが、空洞に臭いが入り込んでしまうことがあり、これが使用中の臭いの原因に。
また使われる原料の品質や製造過程によって臭いがきつくなることもあります。
実はモットンに採用されているウレタンフォームは2019年の7月まで中国製で、同年の8月から日本製に変わりました。
アマゾンに寄せられている臭いに関する投稿のほとんどが、製造国が変わる前のもの。
今ではウレタンフォームの臭いもほとんどなく、配達時には炭の脱臭剤が同包されています。
③ 復元に時間がかかる
モットンを購入すると、圧縮された状態で箱につめられて届きます。
圧縮袋を破ると空気が入り始め、元の厚み(10㎝)にあっという間に戻りますが、中には時間がかかったという方もいるようです。
以前はかなり薄くなるまで圧縮され、折りたたまれて箱に入っていましたが、現在は丸めた状態で圧縮。
梱包方法が変わったことやウレタンフォームの製造国が変わったことで復元にかかる時間が短縮され、現在ではあっという間に膨らみます。
とはいえ少し時間がかることもあるため、なかなか復元されない場合は公式サイトに記載されているよう、3日~1週間ほど放置してから使用しましょう。
④ 劣悪な返品制度
モットンで最も多い悪評が返品制度について。
オンライン販売限定でお試しができないため、モットンでは購入後90日間試して万が一商品を気に入らなかった場合、その後14日間で交換や返品ができるという「90日間交換・返金保証」を設けています。
使用して多少の使用感や汚れがあっても返品ができるため、寝具業界では珍しい便利な制度。
しかし注意が必要なのは、モットンの公式サイトから購入した場合に限りこの制度が適用されるということ。
アマゾンから購入しても返品も交換もできないため、このことが「劣悪な返品制度」という悪評の原因となりました。
また「返品ができる期間が14日間では短い」というレビューに関しては、90日間たっぷり使用した時点で返品するかどうかの判断はすでについているはずなので、後は梱包して返送手続きを取るのに14日間あれば十分であると言えます。
さらに返品にさまざまな手数料がかかる点については、格安で約3か月も高級寝具のお試しができたと思えば決して損ではありません。
何より通常の寝具は返品さえ受け付けてもらえないのですから、返品できただけでもお得と考えましょう。
⑤ 不自然な中国企業によるモニタリング
モットン商品の品質管理などに関する調査は、ロックウォーター社が行っています。
中国に拠点を置く企業ですが、グローバルに業務を展開していて、代表の方は日本人。
実は以前モットンを販売していたのはロックウォーター社なため、モットン商品についての理解度も高く、モニタリングもスムーズに行えるのではないでしょうか。
amazonレビューは信憑性が低い?!

レビューは購入前に商品の品質や使い心地などを知る便利な機能ですが、投稿された内容が必ずしも本当であるとは言えません。
特にアマゾンでは、実際にモットンを購入していない方でも過去に一度でもアマゾンから購入をしたことがあれば、どの商品についてもレビューを投稿することが可能です。
もちろん本当にアマゾンから購入し感想を投稿している方もいますが、モットンに対する嫌がらせ目的の投稿もないとは言い切れません。
全ての投稿を信じ込まずに、自身の判断をしっかり行うことが大切。
ちなみにアマゾンで購入した方の投稿には「Amazonで購入」と記されていますので、覚えておきましょう。
まとめ
豊富な品揃えと購入手続きが手軽に行えることで愛用者も多い、大手ショッピングサイト「amazon」。
以前はモットンも販売されていましたが、現在では一切取扱いがなく、高めの価格設定や粗悪品というイメージの定着、購入者への特典がないことなどが影響したと考えられます。
モットンは購入者の声を反映し、日々商品改良が行われている良質ブランド。
レビューが寄せられた当時と比べて品質も機能も向上しているため、悪評がたとえ本当であったとしても現在では当てはまらないでしょう。
モットン商品に興味のある方は、保証制度が適用される公式サイトから購入ができますので、ぜひご検討ください。
コメントを残す